
こんばんは、サカイヨーキです。
今回のサカイブログは

幸せを感じたくていろいろ調べたけど、「その日あった良かったこと」を書くスリーグッドシングスと「感謝できることを書く」のではどちらがいいのかなあ。何か違いはあるんだろうか。
このような方へ向けて、両方書いて行くことのメリットを紹介します。
- 幸せと感謝を数える「スリーグッドシングス&サンクス」という提案
- 幸せを数える効果と感謝を数える効果の違い
- 幸せと感謝はお互いに補足し合うことでより強化される
日記やアプリに書くだけで幸せになる、自己肯定感が上がるワークはたくさんあります。
ですが、それぞれがどのように良いかはわかりにくいですよね。
そこで自分でいろいろと試したのですが、最近は「スリーグッドシングス」と「感謝を1つ書く」配分がベストという結論に至りました。
少しだけ面倒ですが、両方書くことで自己肯定感が高まりますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
幸せと感謝を数える「スリーグッドシングス&サンクス」という提案

当ブログでは、幸せを実感し、自己肯定感を上げるために「スリーグッドシングス」というワークを提案してきました。
「スリーグッドシングス」とは中島輝さんの著書「自己肯定感の教科書」で紹介されているワーク。
その日あった良かったことを日記やアプリなどに3つ書くだけという、手軽さが特徴です。
また、最近では「ハッピー&サンクス」という「その日あった幸せと感謝を書く」ワークも紹介しています。
そこから、今では上記2つのワークをかけ合わせて「スリーグッドシングス&サンクス」として、「その日あった良かったこと3つ&感謝1つ」を書くようになりました。→追記:2022/01/08にTwitterアカウントは方針転換のため削除しました。

次からは、なぜどちらかだけでなく両方書くようにしたのか、説明していきますね。
幸せを数える効果と感謝を数える効果の違い

どちらも幸せを感じる、自己肯定感を高めるというゴールは同じなのですが、効果や内容が若干違います。
簡単に言いますと、以下の違いがあるんです。
- 幸せを数える→現在の自分を肯定する
- 感謝を数える→過去から現在にかけての自分を肯定する
もう少し詳しくみていきましょう。
幸せを数える効果とは?
その日あった良かったことを数えると幸せを感じられるのは、日常からポジティブな面が見いだせるからです。
スリーグッドシングスはもともとポジティブ心理学からきたワークなので、ネガティブからポジティブになりたい人に向いています。
ではなぜスリーグッドシングスでポジティブになれるのかといいますと、以下の流れが生み出せるからです。
良かったことを数える→何もない1日ではなかったと実感できる→続けるうちに自分からポジティブになれる行動をしたくなる→気持ちが前向きになり、幸せを感じる
スリーグッドシングスのコツは、とにかく毎日続けることです。
人間は精神的に落ちると嫌なものしか見えなくなってくるので、日常から少しでもポジティブな面を探す必要があります。

ポジティブな面がある→自分の人生はいいことがたくさんある→自分を肯定できる、という流れになるからです。
スリーグッドシングスのマイナス点とは?
スリーグッドシングスはとにかく毎日続けることが大事なのですが、そのせいで日記になってしまいがちです。
実際に僕が書いてて多くなったのが、以下。
- 今日は読書が進んだ!→仕事や勉強の報告
- 筋トレをバッチリできた!→日課の報告
- ○○がおいしかった!→食べ物の感想
- ○○という番組、感動したなあ!→テレビの感想
このように、同じことを繰り返し書きやすくなったり、ただの感想になりがちなのです。
別に報告や感想でも問題ないのですが、多くの人は芸能人やインフルエンサーのように刺激的な日常は送っていません。

ましてや僕のようにほとんど家から出ない在宅ワークの人間だと、なおさら書くことは単調になりがちです。
感謝を数える効果とは?
日常の感謝できることを書くと、自分の過去や現状を肯定しやすくなります。
感謝を書くと自己肯定しやすくなる仕組みは、以下の流れです。
人や環境に感謝をする→自分だけではやっていけないと気づく→周囲の支えを実感する→実感することで自分がそうされるだけの価値があると思える→自己肯定しやすくなる
つまり、「こんなに支えてもらえる自分は存在する価値がきっとあるはず」と思えるようになるわけです。
実際は特別に認められてるわけでもなく、ただなんとなく見逃されてるだけかもしれません。
しかし、それでも生きていられるのだから、どんな過去でどんな現状であろうと、未来に向かって生きる許しを得たと考えられるわけです。

どんなに親しい仲でも「あなたに生きていてほしい」なんて人はなかなか言ってくれないので、自分で「生きていてもいいんだ」と実感することが大事です。
④感謝を数えることのマイナス点とは?
自己肯定感のなかでも根や幹になる「自尊感情」や「自己受容感」を高める効果があるので、感謝を数えて損はありません。
しかし、自分の環境や周囲の人間関係は大きく変わらないので、感謝する対象が同じになりやすい面があります。
わかりやすいように、思いつく感謝の対象を以下に抜き出してみました。
- 家族や友人
- クラスメイトや職場の同僚・上司
- 生活できている環境
- やりたいことに挑戦できる環境
- 農家や酪農家などの生産者や流通者
- テレビや映画などで知った活動家
これ以外にも探せるでしょうが、毎日違うことを書くのは難しそうですよね。
もちろん、同じ対象に何度も感謝しても別にいいのですが、やはり新しいパターンを見つけるのはハードルが高め。

同じ対象に感謝をすることは大事なのですが、ある程度パターン化するので毎日たくさんは書けなくなってきます。
幸せと感謝はお互いに補足し合うことでより強化される

幸せと感謝を数えるメリットとマイナス点を考慮すると、両方書くことが一番いいのです。
なぜなら両方書くことで、お互いのマイナス点を補足し合えるからです。
- 幸せも数えることで、日常の変化を感じ取れる
- 感謝も数えることで、周囲から支えてもらっていることを忘れずにいられる
実際、僕はスリーグッドシングスだけ、感謝だけを書いていた時期がそれぞれありましたが、どちらか一方だけだともう一方をの要素をよく忘れてしまっていました。
また、自分のいいところを書く「自分ほめ日記」も書いていた時期がありましたが、内容は良かったことと感謝の両面に近くなります。
それなら、「自分ほめ日記だけでいいんじゃないの?」となりそうですが、ほめ日記は
・何かしら行動することが前提なので行動できなかった日は余計に落ち込む
・書ける行動が毎日同じになりやすい
といったマイナスの点があります。

なので、少しの変化でも書きやすいスリーグッドシングス、同じことを書ける感謝日記を組み合わせるのがやはりベストです。
お好きな割合でいいので書いてみましょう

今回は、その日良かったことと感謝を両方書く「スリーグッドシングス&サンクス」を紹介しました。
個人的にその日良かったことは複数見つけることで幸福度が上がる、感謝は繰り返しになるのでたくさん書く必要がないという考えるから3:1の割合にしています。
しかし、各々の考えで割合の変えればいいと思いますので、ぜひご自身にしっくり来る割合を見つけてみてください。
ちなみに、今回の記事で自己肯定感について詳しく知りたくなった方は、中島輝先生の「自己肯定感の教科書」に書いていますよ。
今回紹介したスリーグッドシングスだけでなく、「課題の分離」や「リフレーミング」など自己肯定感を上げるいろんな手法が紹介されています。
また、感謝の効果について詳しく知りたくなった方は、古宮昇さんの「プロカウンセラーが教える 絶対幸せになれる「感謝ノート」」を読むといいですよ。
感謝をすることで得られる精神的な効果や変化を様々な観点から論じていて、感謝の効果が実感できます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。