
こんばんは、サカイヨーキです。
今回のサカイブログは2022年1月28日放送の「ガイアの夜明け」、 「ローソンの生きる道~激変!コンビニ業界〜」の視聴感想を紹介します。
- コロナ禍で変化を求められるローソン
- ローソンの新戦略!「まちかど厨房」と「デリバリー」
- 全国同じはもう古い!ローソンは地域性重視へ
僕はローソンを結構利用するのですが、今回の放送で新しい戦略を知ってより通うのが楽しみになりました。
本記事を最後まで読むことで、ローソンの魅力がよりわかるようになるので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
※この記事は5分で読めます
コロナ禍で変化を求められるローソン

コンビニは今や全国どこにでもありますよね。実際、全国になんと5万6000店もあるそうです。
そのなかで、店舗数はセブンイレブンが1位、ファミリーマートが2位、ローソンは3位。
僕は大分という田舎に住んでいるのでローソンは多いイメージですが、全国的には少ないんですよね。
しかし、もう出店店舗数ではすでにローソンのみならず3社とも頭打ち状態。
くわえて、コロナ禍によりコンビニの売上は若干下がってます。
●経産省による2019年度と2020年度の売上比較
スーパー→3.4%アップ
ドラッグストア→6.6%アップ
ホームセンター→6.8%アップ
コンビニ→4.4%ダウン
やはり緊急事態宣言やまん延防止措置によるおウチ時間の増加で、学校や仕事帰りに寄る人が減った影響でしょうね。
コンビニの売上は下がってます。
それに対し、まとめ買いをしやすいスーパー、マスクや消毒液を取り扱うドラッグストア、DIY需要に対応するホームセンターでは売上が増加。
また、UberEatsや出前館などのデリバリー、テイクアウト需要の増加もコンビニ業界には痛手です。

コロナはいずれ収束するでしょうが、ローソンにとってはコンビニ同士の争いにくわえてコンビニ自体の需要減は辛い現状です。
ローソンの新戦略!「まちかど厨房」と「デリバリー」

ローソンに必要なのは、他社との差別化、奪われたシェアの奪還です。
そこで打ち出した新戦略が「まちかど厨房」と「デリバリー事業」。
さっそく説明していきましょう。
ローソンの「まちかど厨房」とは?
「まちかど厨房」とは、簡単に言うと店内調理メニューのことです。
現時点で30商品のラインナップがあり、現在全国に1万4700店舗あるうち800店舗で導入済み。
コンビニといえばホットスナックやおでん以外は冷たい食べ物しかないイメージでした。
しかし、店内調理をすれば作りたてのおかず、温かいごはんを食べられるわけですね。
保存料や添加物を気にする必要も減るので、より健康的なイメージも持てます。
既存店は店舗面積や改装の関係ですぐに増やせないかもしれませんが、新規店舗はほぼ実装済みになりそうです。

実際、大分市内の新規店舗ではすでにまちかど厨房が設置されてましたよ。
ローソンの新機軸「デリバリー」
まちかど厨房よりもさらに新しい戦略が「デリバリー事業」です。
実はまちかど厨房は通常のコンビニ業務もこなす関係で、ピークタイム以外は稼働できないときがあります。
そこで目をつけたのが、まちかど厨房のキッチンでデリバリー商品も作ること。
配達はUberが行うので、調理と引き渡し以外はスタッフの手間がありません。
番組では、
- ニューヨークで人気のチキンオーバーライス(サラダの上にチキンを乗せて食べる料理)
- 具沢山のサラダ
- ローストビーフ丼
- 海鮮丼
の開発に取り組む様子が描かれました。
さすがにコンビニで本格的な調理をするのはスタッフの技量の問題が出るので、そこは
- 軽量済みのキットを作成して乗せるだけで完成
- 海鮮丼もキレイに並べて冷凍保存したものを乗せるだけで完成
といった作りにしていました。
「なんだ、乗せるだけじゃん」と思うかもしれませんが、それでも家でつくったりスーパーで揃えたりするより便利で確実においしいはず。キッチンカーや飲食店より確実に近くにあるコンビニでデリバリーができるのは魅力的です。
デリバリー対応店舗は2023年2月末までに100店舗、25年度に1000店舗に拡大する予定とのこと。

正直、ローソンがここまでやるとキッチンカーや飲食店はさらに辛い状況になるかもですが…。そこはキットではできないメニューで対抗する感じでしょうか。
全国同じはもう古い!ローソンは地域性重視へ

これまでのコンビニはローソンのみならず、全国的に同じ商品を展開することで成長を遂げてきました。
日本では今や割と当たり前ですが、考えてみれば全国どこに行っても同じものが手に入ることはすごいことです。
ですが、それが当たり前になった今ではさらなるコンビニの個性が求められます。
この地域性をいち早く打ち出したのがセブンイレブンです。
セブンイレブンは、エリアごとに食品メニューを変更。その地域でよく食べられるメニューを販売することで地域性を出しています。
一方、ローソンは以下のようにさらに地域性を絞った取り組みを始めています。
ブックコーナーを併設するローソン
埼玉県狭山市のローソン狭山南入曽店は、店内の1/4が広いブックコーナーになっています。
というのも、このエリアは本屋が近くにないから。
いまやネット販売や電子書籍がありますが、それでも本屋で買いたい人の需要に応えています。
ブックコーナーを併設する利点は、本を買いたい人がコンビニの商品も買う、コンビニに寄った人が本も買うという相乗効果。地域の要望に応えつつ売上にもつながるWin-Winな仕組みです。

今はコンビニで立ち読みする風景も縮小気味ですが、このように地域の困った!を解決してくれるブックコーナーはありがたいですね。
介護相談所を併設するローソン
さいたま市西区のローソンは、店内の一部のスペースに介護相談所を設置しています。
この取り組みは「ケアローソン」という名称で展開しており、体操教室や健康診断の場所として利用されています。
今はコロナ禍もあり高齢者が集まる場所を作るのは難しい状況ですが、それでも集まれる場所があるのは良いことですね。

日本は高齢化社会ですので、今後はよりこのようなコミュニティの存在が重要になってくるはずです。
青果店が選んだ野菜を買えるローソン
千葉県松戸市にあるローソン松戸久保平賀店では、野菜をたくさん販売しています。
というのも、この地域は近所にスーパーがなく、こちらのローソンが住人の生命線になるからです。
野菜を置くコンビニは今や珍しいものではありませんが、こちらの特徴は青果店が仕入れた野菜を扱っているところ。
この方法なら仕入れて売れた報酬はローソンが得ますが、青果店にも売る場所を増やすメリットがあります。
とはいえ、売れ残ったら青果店が引き取る仕組みなので、青果店は確かにおいしい野菜をおいてくれるわけです。

この取り組みは関東中心だそうですが、近所にスーパーがない地域は大助かりでしょうね。近くにスーパーがないけどローソンがあるなら、お願いしてみるのもありかも。
視聴した感想:コンビニの強みはまさに弁当と同じ

コンビニって、スーパーより値段が高いとか、保存料や添加物など健康に悪い商品が多いイメージがありますよね。
しかし、プライベートブランドで価格を抑えたり、最近では大豆でできた肉「大豆ミート」で健康志向に対応してきてもいます。
僕は、このように時代に柔軟に対応できるコンビニを弁当みたいだなあと思っています。
弁当のように具材を入れ替えるだけでどんどん表情が変わるなあと。
一方で、画一的な動きとして、「ファミマ、無人決済コンビニの1号店 東京・丸の内に」という記事にあるように無人販売も増えそうです。
無人販売は対面販売のストレスがない反面、高齢者を置いてけぼりにする懸念があります。
また、品出しや発注まで自動化されていけば、人員の雇用が不要になり失業者が増える可能性もあります。
とはいえ、ローソンのように地域性を生かした取り組みをどの程度までできるのかもよくわかりません。
多くの場所はそこまで地域性と言えるほどの特色はなさそうだからです。
ですが、個人的には今後は田舎のような人口過疎地ほどコンビニや移動販売が重要視されると考えています。
田舎は人がいない→売上が立たない→お店が減る→ますます不便になり人が来ない
という悪循環になりがちです。
そのような場合も、大手コンビニなら資本力を活かして地域に必要とされる存在になれるのでは?と考えています。
そして都会は無人販売中心、田舎は地域性を生かしたサービス中心になるのかもしれませんね。

いずれにしても、今後ローソンを含めた大手3社がどのような道に進んでいくか、見物です。
ローソンは本当にホッとステーションになるかも

今回は、2022年1月28日放送の「ガイアの夜明け」、「ローソンの生きる道~激変!コンビニ業界~」の放送内容を紹介しました。
ローソンの社長は放送の最後に、
「新しい便利にいかにチャレンジしていくか」
「NOローソン,NOライフと言われるようにしたい」
と仰っていましたし、今後もローソンに期待ですね!
個人的には、完全食やローカーボのような健康食品がより充実してくれるとありがたいです。
なので、今後も期待しながら利用させてもらうつもりです。
ちなみに、「ガイアの夜明け」の視聴感想は他にもありますので、よろしければ見てみてくださいね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。