
こんばんは、サカイヨーキです。
今回のサカイブログは

そういえばこの間の「ガイアの夜明け」見逃したなあ。確かバイトしながら旅行するみたいな内容だったような……
このような方へ向けて、2021年12月10日放送の「ガイアの夜明け」、「こんな旅があったんだ!〜あなたも地方も元気になる~」の放送内容と感想を紹介します。
- 今話題の「おてつたび」とは?
- 「おてつたび」にはメリットがたくさん!
- 大学生と定年の人は「おてつたび」にGO!
少子高齢化が加速するなか、地方の農業や漁業、旅館業などの人手不足は深刻です。
そこで今回の「ガイアの夜明け」は、このような問題に希望の光を照らす「おてつたび」を紹介。
最後まで読むことで、「おてつたび」の仕組みやメリットが理解できますので、ぜひ読んでみてくださいね。
今話題の「おてつたび」とは?

「おてつたび」とは、旅行先でバイトができるという画期的なサービスの名称です。
名前はその通り「お手伝い」+「旅」から来ています。
流れはシンプルで、手伝う人、募集する人でそれぞれ以下の流れです。
- 手伝う人:「おてつたび」のサイトからお手伝いに応募する→現地まで行く→作業する→スマホで作業時間を申請→バイト代が入る
- 募集する人:「おてつたび」のサイトで募集をかける→宿泊先を用意・準備する→手伝う人を受け入れる→作業をしてもらう
つまり、人手不足の側が「おてつたび」を通じて期間限定バイトの募集をかけ、手伝いたい側がそれに応募する形式。
手伝う方は旅費や食費などは自腹ですが、宿泊費は無料で提供されます。
そのうえ作業時間によってバイト代も手に入るので、旅費を抑えながらバイトができるわけです。
友だち同士での応募も可能なので、思い出づくりにもマッチ。
この画期的なサービス「おてつたび」は代表の長岡里菜さんによって2018年からスタートしました。
自身が三重県から上京した際、故郷の存在を誰も知らないことにショックを受けたことがサービスのヒントになったとのこと。

現在登録者は1万人。すでに民放キー局や各新聞社でも取り扱われており、大注目の事業です。
「おてつたび」にはメリットがたくさん!

「おてつたび」は旅行先でバイトができるだけが魅力ではありません。
手伝う人、募集する人双方にメリットがあるWin-Winのサービスなのです。
- メリット①旅行とお手伝いの両方を体験できる
- メリット②手伝った内容によっては名産を味わえる
- メリット③仕事内容や地方の魅力、問題を体感してもらえる
- メリット④心の交流や思い出になる
- メリット⑤新しいビジネスやサービスのきっかけになる
ひとつずつ見ていきましょう。
メリット①旅行とお手伝いの両方を体験できる
「おてつたび」の魅力はなんといっても、旅行とバイトの両方を楽しめる点です。
というのも、バイトをする時間が1日の中でも限られており、自由時間には散策や見学ができるからです。
実際、放送でも和歌山のみかん農家に手伝いに行った女子大生2人は、みかんの加工場に見学に行ったり、海を観に行ったりと満喫していました。
「おてつたび」はあくまで旅行なので、ちゃんと旅行先を楽しむ時間を設けられるわけです。

もちろん、この間に受け入れ側によるおもてなしを受けたり、大学の授業をリモートで受講したりするのも自由というわけ。
メリット②手伝った内容によっては名産を味わえる
農業や漁業を手伝った場合、その土地の名産を味わえることがあります。
放送でも、みかん農家では落ちてしまったみかんは食べ放題でしたし、ホタテ漁ではご好意でホタテの貝ヒモなどの海産物を堪能していました。
このようなおもてなしは、受け入れ側による地方の魅力を知ってもらいたいという気持ちがあるのです。
なぜなら、ほとんどの日本人は、自分の地元と学校・勤務先以外の場所に行くことがないから。
旅行好きの方もいますが、その多くは結局、観光地やリゾート地への宿泊が目的なんですよね。

だからこそ、農業や漁業を体験できる、行ったことのない土地の魅力を知れることは貴重なわけです。
メリット③仕事内容や地方の魅力、問題を体感してもらえる
地方の人手不足の問題は、若者が出ていく、後継者がいないという点だけではありません。
そもそも、その事実を多くの日本人が他人事としている点も問題なわけです。
つまり、内部からはどうしようもない状況があっても、外部の人たちはその問題を知る由もない。
問題だけでなく、その土地ならではの魅力、その仕事ならではのやりがいがあっても知る機会がない。

その「知る機会」「体感する機会」という接点をつくった点こそ、「おてつたび」の画期的たるゆえんです。
メリット④心の交流や思い出になる
「おてつたび」では、「ウルルン滞在記」や「田舎に泊まろう」のような心の交流が生まれます。
バイトを募集するきっかけは人手不足ですが、そこはやはり人と人。
一緒に作業をしていくうちに、心の交流が生まれてお互い笑顔になります。
観ていて印象的だったのは、やはり知らない人を受け入れる、知らない場所に手伝いに人たちなので、どちらも優しそうな人たちばかりだった点。
受け入れ側は「こんな作業を楽しんでやってもらえるのか」という不安があるようですが、応募者にとっては好奇心と刺激を満たす貴重な機会なのです。

短い期間とはいえ、一緒に協力して感覚を共有できるので、人生のいい思い出になりそうですね。
メリット⑤新しいサービスやビジネスのきっかけになる
先述のみかん農家を手伝いに来た女子大生のうちお一人は、ふだんは東京でカフェのバイトをしていました。
そこで、いくつか持ち帰ったみかんをお店の人に試食してもらい、なんと新作のスイーツに取り入れてもらっていました。
このように、地方の魅力を知る機会が広がると、ちょっとしたビジネスチャンスが広がる可能性があります。
新しいアイディアは、知識と経験の組み合わせで生まれるものです。

つまり、知ること、体験することで新たなビジネスチャンスが生まれるかもしれないわけですね。
大学生と定年の人は「おてつたび」にGO!

お手伝いをする時間は限られているとはいえ、数日間は地方に宿泊することになる「おてつたび」。
そのため、現状は応募する人は時間を融通しやすい大学生や定年退職した方が中心のようです。
そのため参加する総人口はどうしても限られますが、時間や体力がある人たちが地方と接点を持てる機会は貴重です。
特に大学生は、お手伝い経験をもとにそれを活かした事業を興してくれるかもしれません。
「おてつたび」自体は地方の人手不足にアプローチするサービスですが、今後は人口減少など別の切り口のアプローチも可能になってくるかも。

だからこそ、その入り口として「おてつたび」が存在していることは大事ですね。
地方創生のためにまずは地方を体感しよう

今回は、「ガイアの夜明け」で特集された「おてつたび」について紹介しました。
僕は放送を観るまでまったく知らなかったサービスでしたが、本当に画期的ですね。
最後にもう一度、メリットを振り返ってみましょう。
- メリット①旅行とお手伝いの両方を体験できる
- メリット②手伝った内容によっては名産を味わえる
- メリット③仕事内容や地方の魅力、問題を体感してもらえる
- メリット④心の交流や思い出になる
- メリット⑤新しいビジネスやサービスのきっかけになる
このようなありそうでなかった事業が日本の各地で生まれることで地方創生の道筋をなんとか見つけられたらいいですよね。
なお、もし「おてつたび」に自分も行ってみたい、募集したいという方がいらっしゃいましたら、以下から飛べますよ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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