サカイヨーキこんばんは、サカイヨーキです。
今日は古川武士さんの著書「習慣化大全」についてお伝えします。
最近、「独学大全」「ライフハック大全」など、「○○大全」系が出版界では流行っていますよね。
本書はそのなかでも、全編「習慣化」に焦点を当てた本です。
悩む人結局、新しい習慣を作るには何をすればいいの？
といった方も、この本ならご自分に合う方法を一つは見つけられるでしょう。
なにしろ著者の古川さんは習慣化コンサルタントですからね！
継続できる自分に変わって、ダイエットを成功させたい！年収を上げたい！という方はぜひ最後までご覧ください。
「習慣化大全」著者の経歴と本の内容
著者の古川武士さんは、「習慣化コンサルティング株式会社」の代表を務める方。関西大学を卒業後、日立製作所を経て独立。
5万人のビジネスパーソンの育成と個人コンサルティングの経験から、現在は習慣化の重要性を説く活動をしているそうです。
「習慣化大全(以降本書)」は、まさに習慣化のプロである古川さんが自身の得意分野について語り尽くした一冊となっています。
「習慣化大全」の内容
内容は全四章で、第一章が「行動の習慣」、第二章が「思考の習慣」、第三章が「感情の習慣」、第四章が「環境の習慣」で構成されています。
習慣と聞くとすぐに行動と結びつけてしまいがちですが、「つい悲観的に考えてしまう」「イライラしてしまう」「誘惑されてしまう」といった側面も網羅。死角なしの構成です。
章ごとに色分けされ、全編で絵や図を使って説明しているなど、読みやすい工夫が随所に施されています。
「習慣化大全」の参考になるポイント2つ
それでは、実際に本書で参考になった部分を紹介していきます。
習慣化のテクニックとマインドの両面に有効な提案が豊富な本書ですが、本記事ではテクニックの紹介は省きます。
①著者の人生経験を元に習慣の重要性を力説
著者の信念はシンプルで、「大量行動で道は開ける」というもの。
実際、著者はコーチングで独立するとき、起業家1000人に無料コーチングを申し入れています。また、本を出したいと思いたったら、33社に手紙と企画書を送付したといいます。
「結果が出ない人は、そもそも行動量が足りていない」と言い切り、自ら実際に大量行動で成果を挙げた例を持ち出して読者を鼓舞。
「1%の確率でも100回やれば成就する」という、まさにやりきる人生を体現している姿には勇気をもらえます。
②実は大事なマインド面の解説に注力している
第一章こそテクニックが中心なのですが、本書はマインド面も非常に重要視しています。僕たちは、物事が続かないのは意志が弱いからと考えがち。ですが、著者は違います。
続かないのは、立てた目標に「骨太な理由がない」からと主張。「自分はどうなりたいのか？」「何を目指しているのか？」という理想の明確化こそ重要と説きます。
伝説の野菜農家さんが「自分は人の健康や幸せを願って野菜をつくっている」と言っていた例を挙げ、使命感を持って動くことこそ天井知らずのモチベーションの源泉と語ります。
「習慣化大全」の個人的に惜しかった点
「大全」と名乗る本はたいてい、テクニック集をイメージする方が多いのではないでしょうか。僕もその一人でしたが、本書における「大全」は少し意味合いが違います。
テクニックはわかったけど、マインドが変わっていないから実行しない。そのような方を出さないよう、両面からアプローチしている点で「大全」と名付けています。その点はご注意くださいね。
「習慣化大全」はどんな人にオススメか
テクニックとマインド、両面に効果的な本を求めている方には文句なしにオススメです。あるいは、自分にはどちらが重要か、どちらも重要か判断がつかない人も、習慣化に向けて足りなかった要素に気づけるでしょう。
ただし、テクニック集を求める人には不向きです。
また、著者の考え方を精神論と捉える人もいるでしょうから、嫌いな人には向かないでしょう。
とはいえ、本書の目的は精神論を語ることではありませんし、思考や感情面をコントロールするためのアプローチも非常に丁寧になされています。
メンタルが弱い方に向けて優しく励ますようなメッセージもありますので、どんな方が読んでみても損はないでしょう。
無料でも読めるので読んでみて！
「習慣化大全」はテクニックとマインド両面から自分に火を点ける本として、素晴らしい本です。
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加入者なら無料で読めますので、ご興味があれば読んでみてくださいね。
サカイヨーキ最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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