
こんばんは、サカイヨーキです。
以前に、自己肯定感は6つの感覚で構成されているという話をしました。
今回はそのなかの「自己受容感」の上げ方をお伝えしていきます。
自己受容感とは、「自分のことをありのままに受け入れる感覚」のこと。
「if-then(イフゼン)プランニング」という自己受容感を高めるのに有効な手法もあわせて紹介していきますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
- 自己受容感の重要性
- if-thenプランニングとは?
- it-thenプランニングのやり方
自己受容感は自分を認める根幹

なぜ自己受容感を持つことが重要なのでしょうか?
それは、ひとえに自己受容感が自分の存在を自分で認めているかどうかにつながるからです。
自分の存在を認めるとは、自分のいいところも悪いところもありのままに認めること。
反対にありのままに認めない状態とは、いいところだけ見る、悪いところだけ見る、どちらも見ない、という状態です。
なぜいいところと悪いところの両面を認める必要があるかというと、どちらが欠けても自分とは呼べないから。
たとえば、昼があれば夜があり、光があれば影ができます。
自分の一部だけを見ないようにしたり、否定したりして不完全な自分から目を背ける限り、完全な自分にはなれないのです。
あなたの自己受容感を守るif-thenプランニングとは?

if-thenプランニングとは、事前に計画しておく(プランニングする)手法のことです。
たとえば、「AのときはBの行動をする」「~になったら、・・・をする」といった形式ですね。
少し難しそうですが、「テスト勉強のときは最初に眠くならないようコーヒーを飲む」のように、みなさんも日常生活でもよく使っているはず。
人は突然パニックに陥ると頭が真っ白になって思考停止しやすいですが、if-thenプランニングで事前に対策を講じることで落ち着いて対処できるようになるのです。
なぜif-thenプランニングが自己受容感に役立つのか?
自分をありのままに認める自己受容感とif-thenプランニングは、一見関係がないように思えます。
しかし、みなさんはこんな経験はないですか?
- 自分が得意だと思っていたことで失敗して自信を失った
- 会話が苦手なのに、初対面の人から話しかけられて困った
- 自分でも気にしている部分を人に責められて激しく動揺してしまった
上記はそれぞれ事前に把握しているかどうかの差はありますが、共通するのは対策を立てていなかったために焦っていることです。
つまり、対策を立てていないと
突然の状況でパニック→焦るけどうまくできない→失敗経験になる→苦手なことが増える→自己受容感が下がる
という悪循環が発生しやすくなるのです。
自己受容感が低い人は他人の目を気にしやすく他者依存的になっているので、ただでさえ周囲の意見に振り回されやすくなっています。
だからこそ、突然起こることに対してできる限り事前に備え、自己受容感を守る必要があるんですね。
if-thenプランニングの活用例

やり方自体は先ほど説明したとおり簡単なので、ここでは活用例を出していきましょう。
会話が苦手な人の場合
いくつか、考えられる対策を出してみましょう。
もし初対面の人に話しかけられたら?と仮定すると
- 人に会う前にYahooニュースと天気に目を通しておく
- エピソード帳を作っておく
- 口下手なことを最初に伝えておく
- 自己紹介を作っておく
などの対策が考えられますね。
もし思いつかない場合は、雑談や会話術に関する本から使えそうなテクニックをピックアップするのも良いでしょう。
プレゼンで緊張する場合
緊張する、焦る場所の代表例として、プレゼンやスピーチ、会議などがありますね。
ここでも、もしプレゼンをすることになったら、と仮定すると
- スムーズにできているイメージングをする
- 想定される質問と問答集を用意しておく
- 歯磨きをしてリフレッシュする
- 太ももや顔を叩いて刺激することでアドレナリンを出す
といった対策が考えられます。
複数用意してほうが対策の幅が広いので安心しやすいですが、忘れてしまいそうな人はシンプルなものをひとつだけでも覚えておきましょう。
苦手なことがある場合
メンタリストのDaiGoさんが「超習慣術」という本のなかでも紹介しているとおり、if-thenプランニングは習慣化にも役立ちます。
- 勉強のやる気が起きないときは、とりあえず教科書を眺める
- お菓子を我慢できないときは、温かいお茶を先に飲む
- 運動が面倒なときは、運動したら得られるものを声に出してみる
このように、あらゆる問題に応用できるのがif-thenプランニングの便利なところです。
大事なのは問題を乗り越えること

今回も中島輝さんの著書「自己肯定感の教科書」を参考にしているのですが、本書のなかで中島さんはこのようにおっしゃっています。
仮にそうなっても大丈夫だというメッセージを自分自身に発することで自己受容感を高められる
その他にも、こうもおっしゃっています。
悩みを乗り越える経験によって、自己受容感は回復します。
つまり、考えうる問題に事前に対策を立て、実際に乗り越える経験を重ねることで自己受容感が少しずつ高まっていくわけですね。
自分の弱点克服のためにもif-thenプランニングを活用しよう

今回は、自己受容感と、自己受容感を高めるif-thenプランニングについて解説しました。
実際にいくつも備えておくことで安心できる場面が増えていきますし、自分が足りない部分を客観的に把握する機会にもなります。
できれば自尊感情を守るスリーグッドシングスと一緒に、ぜひ実践してみてくださいね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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