
こんばんは、サカイヨーキです。
今回のサカイブログは

なるべく損のない生き方やコスパのいい人生を送りたいけど、どういう思考をすればいいのかなあ
このような方へ向けて、ひろゆきさん著「無敵の思考(大和書房刊)」を紹介します。
誰しも毎日を試行錯誤しながら生きているものですが、方向性が合っているか、迷うときってありますよね。
「無敵の思考(以降本書)」はそんな方に向けて、なるべく人生で損をせず、楽しく生きていくための思考法を教えてくれる本です。
今回は普段からひろゆきさんの言動をチェックしているサカイが、本書から感銘を受けた点を厳選して伝えます。
「無敵の思考」の著者の経歴と内容

最初に、本書の著者紹介から。著者は掲示板サイト「2ちゃんねる」の創設者で、現在は英語圏最大の掲示板サイト「4chan」を運営しているひろゆきさん。
現在はフランスのパリで生活しながら、情報番組にリモート出演していることが多い方です。
経済や政治のスペシャリストでこそありませんが、その頭脳と博識を駆使して大学教授・経済評論家など様々な共演者を論破していることでも有名ですね。
また、近年はYouTube Liveで視聴者の幅広い質問に百戦錬磨で答えていく姿も。
「この人に答えられないことはあるのか?」と感じるくらいの無双ぶりを発揮しています。
本書はそんな著者がお金、仕事、趣味、ルール、ビジネスなど複数のジャンルに関しての思考法を縦横無尽に語る本です。
「無敵の思考」になるための主張3点

幅広いジャンルについて語っているので、本書内での主張も様々。
今回はそのなかで、特に人生全般において有益な主張を3つ選んでみました。
- 主張①不安なら事前にシミュレーションしろ
- 主張②幸せにお金をかけるな
- 主張③自分を正当化しろ
では、上記3点について、順に説明していきましょう。
主張その①不安なら事前にシミュレーションをしろ
著者によると、人が現状や将来について不安になるのは、「あらゆる状況の対策を立てていないから」。
「成功者はホームレスになっても大丈夫なように事前にシミュレーションしているからリスクを取れる」とも言っています。
著者自身、学生時代からお金を使わない生活をしており、億万長者になった今でも基本的な生活スタンスは変わらないそう。
ホームレスになったら誰を頼るか、どこから食料を調達するか、どの能力でお金を稼ぐかを先に決めておく。すると、何があっても生きていける!という自信になるそうです。
この点は、以前紹介した「1枚で動け」に出てきた、不安要素を並べて対策を立てていくワークにも通じるところがありますね。

主張その②幸せにお金をかけるな
著者の趣味は映画・ゲーム・読書などで、引きこもって生活しているのが好きなんだそうです。
僕も引きこもり生活は好きなのですが、なんとなく趣味って人にウケるものが良さそうって思っちゃいませんか?
実際、家でダラダラする時間はお金にも人と過ごす時間にもならないのでダメなのかなーと感じていました。
しかし著者は、「人生は死ぬまでの暇つぶし」だから、お金を使う幸せよりもお金をかけない幸せを見つけよう。そのほうが、幸せの総量が増えると主張しています。
また、カメラが趣味、文章を書くのが趣味など、消費者としてよりはクリエイターとしてすごしたほうが人生は豊かとも言っています。
お金を使うのが良くない、物作りをしないのが良くないというより、特別なものがなくても楽しめる人生のほうがいいよね、ってことでしょうね。
主張その③自分を正当化しろ
著者は「自分のことが嫌いになるようなことは絶対しない」と決めているそうです。
なので、どんな選択をしても自分がそうしたいからした!とうことにして、正当化してしまうそう。
自己正当化は状況によっては人に迷惑をかけることにもなりかねません。
しかし、著者は「自己の選択が受け入れられないと、自分のことを嫌いになってしまう」「自分のことが嫌いな人生はキツい」と主張。
つまり、「自己正当化は幸せに生きるための最強のスキル」として活用すべき、と言っているんですね。
確かに、あまりにワガママで自分勝手な振る舞いをするのは考えものですが、自分を押さえつけた結果、うつ病や自殺や過労死になるのも考えものです。
せめて、辛いときは辛いと口に出して、その場から逃げる選択肢を持っておくことも大事ではないでしょうか。
そのためには、主張①の最悪を想定しておく癖をつけて、いろんなパターンに対応できるよう決めておくのが有効ですね。
考察:著者とホリエモンの共通点

著者はホリエモンとも友人関係にあるようですが、そんな二人の共通点を見つけました。
それは「自己肯定感が高い」「睡眠時間が長い」という点です。
大事なのは2つの共通点の相関関係で、以下の流れが成り立つと考えています。
自己肯定感が高い→自分の考えや主張を大事にできる(自己正当化)→降りかかる問題にハイパフォーマンスを発揮できる→問題がストレスにならない→ストレスにならないのでよく眠れる→睡眠で思考の整理が進み、ますますパフォーマンスを発揮し、ストレスもたまらない
つまり、自己肯定感があると頭脳をフルに活かしやすく、フルに活かすとストレスにうまく対処できるので睡眠の質も良くなる。
さらに、睡眠の質が良くなるからメンタルや脳も保てるという好循環が続くわけですね。
とはいえ、急に睡眠の質の改善、自己肯定感を高くするのは難しいので、自己正当化から始めるといいのではないかと考えています。
「無敵の思考」はどんな人におすすめか

本書は、特に以下の人におすすめです。
- 混乱の時代を生き抜く知恵がほしい人
- 損しない考え方を持っておきたい人
- 自己肯定感を持ちたい人
- 世間の仕組みを知りたい人
- 仕事やプライベートで納得いく選択をしたい人
- ひろゆきさんの考え方が好きな人
本書の最後で著者が暴露していますが、本書の内容は著者が様々な場で語ってきたことを編集者がまとめたものだそうです。
なので展開の一貫性は若干足りない感じなのですが、それだけ人生の幅広い部分に言及している本といえます。
なので、著者の数ある作品の入門編としていいのではないでしょうか。
(追記)
ひろゆきさんの「お金の話」という本についても記事を書いています。
お金の不安がある方、興味のある方はこちらもどうぞ。

後悔のない人生を選びたいあなたに

本書は楽観主義でも悲観主義でもない、バランスの取れた本です。
なので、変に楽観主義とかスピリチュアルな感じもなく、かといって現実的で冷めきったわけでもない。
つまり、極端に偏った考えをしていない限りは受け入れやすい内容だと思います。
とはいえ、普通の人では思いつかない部分にも言及しているので、必ず何かしらの気づきを与えてくれるはずですよ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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