
こんばんは、サカイヨーキです。
みなさんは、やらなきゃいけないことがあるのに、やる気が出ないときはないですか?
たとえば、こんなとき。
「勉強始める時間過ぎてるけど、やり始めるのに気が重い」
「役所に出す書類、まだ書いてなかった」
「部屋をそろそろ片付けないといけないけど、気が進まないなあ」
実は全部、僕の経験談なんですけど、これって結構あるあるですよね?
しかし、「のうだま(1) やる気の秘密(幻冬舎刊、以下本書)」を読んで、少しずつ手をつけられるようになりました。
やり残しをなんとしかしたい!という方は、本書について知ることでやる気の出し方を学べますよ。
「のうだま(1) やる気の秘密」の著者とは

本書は、イラストレーターの上大岡トメさん、東京大学薬学部教授で脳の研究をしている池谷裕二さんの共著です。
有名な本ですので、書店で見かけたことのある方も多いことでしょう。
そんな本書の内容はイラストが多く、内容もやる気を出す仕組みに絞っているので、非常にコンパクトで読みやすいです。
ちなみにタイトルの「のうだま」とは、「脳を騙(だま)す」という意味です。
「のうだま(1) やる気の秘密」の内容とは?

本書を超シンプルに説明しますと、「やる気を出したければ脳の淡蒼球(たんそうきゅう)を刺激しろ!」という内容です。とはいえ、淡蒼球って?何をすればいいの?って疑問があるでしょうから、順を追って説明しますね。
やる気は淡蒼球から出てくる!
さて、そもそもやる気がある状態とは、どのような状態でしょう?
本書ではやる気がある状態とは脳が「作業興奮」の状態と定義しています。
作業興奮とは字の通りですが、人間は何かの作業をやりだすことで、もっとやろう!という気になるということです。
良くないほうの例になりますが、片付けを始めたら昔のアルバムが出てきて見入ってしまう。
筋トレがしんどいなあと思っているのに、とりあえず始めたらやりきってしまう。なんてこと、ありますよね?
これらの状態は、やり始めるうちに脳が作業興奮モードになるからで、この作業興奮を促すのが脳の淡蒼球という部位なんです。
とりあえず動くのが実は一番簡単なやる気スイッチ
淡蒼球を動かす方法は、動くことのほかにも3つあります。
「いつもと違うことをする」「ご褒美を与える」「誰かになりきる」という方法で、それぞれ脳の別の部位を刺激することで、淡蒼球にも刺激が行くようになっています。
そのため、やる気がないときは散歩をする、それもいつもと別のルートを歩くとなお良いでしょう。
実際、脳は思ったより単純らしく、割り箸を口に挟むだけでも脳は笑顔の状態と錯覚。楽しい気分になってしまうものなのです。
つまり、最初に動くのは面倒でも、騙し騙し動くだけでもそのときは動けます。
そうやって騙し騙しを繰り返すうち、習慣化できたらしめたもの、というわけです。
「のうだま(1) やる気の秘密」に興味がわいた人は

現在、幻冬舎文庫で本書の続編「のうだま2 記憶力が年齢とともに衰えるなんでウソ!」が販売されています。
電子書籍版もあります。文庫本で低価格なので、どちらもあわせて買ってしまっても良さそうですね。
ちなみに上大岡トメさんは、同じ幻冬舎から、これまた有名な「スッキリ!」や「キッパリ!」も出していらっしゃいます。

まずは習慣化の基礎固めに読もう

今回は、「のうだま1 やる気の秘密」をご紹介しました。習慣化の基礎とも言える内容ですし、シンプルなのでまずは一読してみるといいですよ。
メインは淡蒼球についての話ですが、習慣化に関する様々なヒントが散りばめられていてコスパ良し。
活用できれば何十倍、何百倍もお得な本です!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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