
こんばんは、サカイヨーキです。
今回のサカイブログは

目標を決めて、やるぞ!って決意したはずなのになぜか不安になっちゃう。怖くて動けないときはどうすればいいの?
このような方へ向けて、伊藤達馬さんの著書「1枚で動け どんなときも結果が出せるシンプルな習慣(すばる舎刊)」を紹介します。
この本では、たった1枚の紙に自分の悩みを書き込むだけで不安を解消する、夢のような方法をお伝えしています。
夢のような、といっても特別な道具は必要ありません。紙とペン、なければスマホでもパソコンでもOK。
僕自身、まさに悩んで動けないタイプだったのですが、本書に書いているワークを実行することで本当に少しずつ行動できるようになってきました。
今日はそのあたりの感想とともに本書の内容をお伝えしますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
記事に書いているワークをやってみれば、不安が軽減すること間違いなしですよ!
「1枚で動け」の著者と本の内容

本書の著者・伊藤達馬さんは、慶應大学経済学部を卒業後、野村證券に入社。
離職率が30%を超える厳しい環境で、上位2%に入る営業成績を8年間も出し続けるエリート。
2018年に独立し、現在は富裕層向けのコンサルティング事業をしているそうです。
しかし華々しい経歴をお持ちの著者ですが、実は新人2年目にしてスランプに突入していたそうです。
営業成績は常に下から数えたほうが早い時期が続き、出社のために朝起きるのも嫌だったそう。
そんなある日、トップセールスマンの先輩が大阪から転勤してきます。
先輩と話す機会に恵まれた著者は、本書で紹介されたワークを教わります。
さっそく実践しだすと、みるみる効果を発揮。営業成績上位2%へとひた走る人間へ成長していったのです。
本書では、著者を変えたこのワーク(以降1枚ワークと呼びます)のやり方、活用方法を教えてくれています。
「1枚で動け」のメソッドとは?

一体、どんなワークなんだろう?って思いますよね。
ワークの内容をかいつまんでいうと、「不安を紙にすべて書き出して、一つ一つの対策を考える」。これだけです。
でもそれだとわかりにくいので、もう少し細かくやり方を説明しますね。
1枚ワークのやり方
こんな感じです。
- 不安や恐怖を感じること、面倒なこと、避けたいことを紙に書き出す
- 消せないストレスと消せるストレスに分けて横に書く
- 消せるストレスの対策となる行動、消せないストレスの対策となる行動を書く
- 自分の行動にそれぞれ1~8、MAXなどのレベルをつける
- 自分の行動をTODOリストに抜き出し、レベルの低い行動から実行していく
- 毎週日曜日の夜など、定期的に内容を見直す
1枚ワークの実践例
ちなみに、例を出すとこんな感じ。
・部屋を片付けるのが面倒だ 消せる
→ミニマリストの本を読む レベル1
・お金をつい使いすぎてしまう 消せる
→本やゲームは買う量、食費は食べる物を決める レベル3
・確定申告などの事務作業が面倒だ 消せる
→作業を分けて日付を入れてTODOリストに書く レベル3
簡単にできそうですよね?
著者はこのワークを「1枚ワーク」と呼んでいるらしく、以降は本記事でも1枚ワークと呼んでいきますね。
なお、著者は紙に書いてましたが、僕はスマホのメモ帳でやっています。
「1枚で動け」のワークをするメリット3選

「考えていることを紙に書きだすといい」ということは、以前「ゼロ秒思考」を紹介したときにもお話しました。
あらためて、なぜ1枚ワークのメリットは何か?をみていきましょう。
①不安な気持ちを緩和できる
著者は、仕事のできる人とできない人の差は「メンタルコントロールがうまいかどうか」だと言っています。
僕自身、メンタルコントロールが下手だったためにうまくやれなかったことがたくさんありました。
反対に、仕事のできる先輩は実際にメンタルコントロールがうまかったので、著者の定義には納得です。
不安や恐怖はあると行動するのにためらいますが、なければどんどん行動できますからね。
たいていの結果は行動量に左右されますし、差は広がる一方になります。
その差を埋めるために必要なのが、不安を頭の中だけでぐるぐる回さず可視化すること。
不安を客観的に捉えらえるようになってはじめて、コントロールできると説いています。
②消せるストレスと消せないストレスがわかる
不安を客観的に捉えると、ストレスには「消せるストレス」と「消せないストレス」の2種類があることに気づきます。
消せるストレスは、太っていればダイエットをする、隣人がうるさければ防音対策をするなど、自分や環境に関するストレス。
一方の消せないストレスは、職場のコミュニケーションなどの人間関係、営業成績や他人からの評価などの成果に関するストレス。
心理学の言葉に「他人と過去は変えられない」という言葉がありますが、著者も「変えられるのは自分の行動だけ」と言っています。
もちろん、人間関係や成果を変える行動は解決策になるかはわかりませんが、改善策にはなるのでやるべきです。
しかし、無理に消そうとするよりも、消せないと覚悟するほうがイライラの炎や悲しみの洪水が広がらなくて済むんですね。
③自発的に動く意識が生まれる
「変えられるのは自分の行動だけ」と認識するとは、他人や世間のせいにしないということです。
他人や世間のせいにしなくなっただけで状況が良くなることはありません。
しかし、自分の行動を変えるほうに注力したほうが生産的です。
それだけでなく、自分の行動をコントロールできるようになると、メンタルもよりコントロールしやすくなる好循環が生まれます。
自分の行動やメンタルがコントロールできていると人生に主体性を取り戻せますから、他人や成果に振り回されなくなるかもしれません。
どんな人にオススメか

内容もシンプルですぐに読み終えてしまう本ですが、しっかり読んでおくといろんな疑問点も解決できます。
不安をなくしたい人は読む価値あると思いますよ。
簡単なワークですが、取り組みやすい行動からでもしていけば、見返すたびに不安感が薄れてくるはずです。
見返す回数も、毎日でも毎週でも、忘れなければいつでもいいと思います。
なお、何が不安かすらもよくわからない、不安の対策が何も思いつかないという方。
もっといい対策はないかと思ってしまう方は「ゼロ秒思考」を推奨します。
お守りに1枚つくっておこう!

いかがでしたか?「1枚で動け」は本当に半日もしないうちに読めてしまうくらいシンプルな内容ですが、ワークの深みは著者の業績が証明しています。
セルフケアが紙1枚でできてしまうなんてコスパ最強だと思いませんか?
自分の方向性を見直すためにも、定期的にやっていきましょう!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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