
こんばんは、サカイヨーイです。
日本の新型コロナ新規感染者数は、第6波を警戒しつつも堅調に減少を続けています。
ハロウィンである昨日10/31は、渋谷にたくさん人が集まりましたが案外おとなしいものでした。
ですが、おとなしいのは同日に行われた衆院選の投票率も同じ。
新型コロナ襲来後初の衆院選は、なんと戦後3番目に低い投票率でした。
とはいえ、今や日本人の平均年齢は48歳。
残念なことに若者の投票率が上がったくらいでは高齢者びいきの社会は変えられません。
平均給与は何十年も横ばいなのに社会保障費は着実に上がり続け、現役世代の心が休まる時間はありません。
そこで今回は、そんなサバイバル時代を生き抜くために「サバンナ思考」という考え方をお伝えしたいと思います。
シンプルな考え方ですが、持っているかどうかで今後を生き残れるかどうかの差が出ますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
- 「サバンナ思考」とはなにか?
- 「サバンナ思考」に切り替えやすい最悪なシーンのパターン
- 「サバンナ思考」に切り替えてからやるといいこと2選
「サバンナ思考」とはなにか?

最初に、「サバンナ思考」はなにかを説明しておきましょう。
サバンナ思考とは、東京・目黒区にあるイタリアンレストラン「ラッセ」のオーナーシェフ・村山太一さんの著書で紹介されている村山さんの造語です。

村山さんは1975年生まれ。
人口の多いポスト団塊ジュニアなためか、とにかくサバイバル意識が非常に高い方です。
といっても他人を蹴落とすとかではなく、常に「自分をサバンナにいるシマウマと置き換え、ライオンに食われないように」と考えてきたそう。
つまり、弱肉強食の飲食業界を生き抜くために、強烈な危機感を持ち続けてきたわけですね。
ちなみに、サバンナ思考は公式にすると以下のようになります。
危機感×気づき×即行動=サバンナ思考
つまり、危機感を持つことで変えるべきことに気づき、速攻で改善に向かう。
これがサバンナ思考というわけです。
結果、村山さんはたくさんの素晴らしい成果をあげていきます。
- 2011年にラッセをオープン後、半年でミシュランの星を獲得
- レストランのオーナーなのに、経営や効率化を学ぶためサイゼリヤで週一バイト
- その結果、スタッフ一人あたりの年間売上が800万円から1800万円に
- 労働時間は16時間から9時間半に、なのに休憩は30分から2時間に
- 新型コロナにいち早く対応し、2020年の3月から5月も黒字経営
なんと新型コロナが世間で騒がれる前からいち早く動き、おかげでマスクやパルスオキシメーターを売り切れる前に確保できたそうです。

成果にはサイゼリヤから取り込んだ技術も含まれますが、サバンナ思考による危機感が行動力につながっているのは間違いありませんね。
サバンナ思考になるための具体的な危機意識の持ち方

とはいえ、なかなか急に強烈な危機感を持つ、というのも難しい気がしますね。
そこで、イメージしやすいように今後の日本で考えられる危機をいくつか挙げてみることにしました。
考えられる危機①ホームレスになるかも
村山さんは一流のシェフなので、自分が食いっぱぐれる心配はありません。
とはいえ店舗を経営しているため、倒産させてスタッフを路頭に迷わせることがないように必死に動いてきました。
同様に、僕らも自分たちや家族が路頭に迷うのは避けたいところ。
リストラや取引停止で収入源がなくなったら、良くて生活保護、最悪ホームレス生活になる可能性もあります。
実際、コロナによる休業宣言は大量の雇い止めを生み出し、派遣やアルバイトなどの非正規雇用に大打撃を与えました。

正社員でも「ジョブ型雇用」「定年45歳説」が叫ばれるなど、終身雇用から能力給へ切り替える流れは確実にできています。
考えられる危機②死ぬ寸前まで働くしかなくなるかも
日本は国民皆保険と医療制度の充実により、女性の平均寿命は87.74歳、男性は81.64歳と長寿国家になりました。
反面、人口の3割が高齢者という超少子高齢化社会となり、社会保障費は膨れ上がる一方。
年金も受給開始を70歳に遅らせる動きもあり、高齢者になっても働く社会になっていきそうです。
とはいえ、単純作業のAI化、外国人労働者の拡充など高齢者でも取り組みやすい仕事は減りつつあります。
そもそも若者でも職探しに苦労している時代なので、高齢者は超低賃金の肉体労働をする道しかなくなるかもしれません。

医療費を稼ぐために体にむち打つようにして働く……という将来は避けたいですよね。
考えられる危機③外国人の流入でトラブルが多発するかも
先ほども触れたとおり、今後はAIの活用や外国人労働者の増加により日本人の仕事が減る可能性があります。
そうして国内の仕事が軒並み低賃金化することで、反対に日本人が外国へ出稼ぎに行く時代がくるかもしれません。
もしくは、外国企業や富裕層の外国人が資本家として君臨し、日本人はただの労働力となる可能性だってあり得ます。
どちらにしても、外国人が雇用主、株主、住人として増えることで、差別や文化の違いによるトラブルは確実に増えていくことでしょう。

そのときに対等な関係を築けるかは今後の日本の国際競争力次第ですが、高齢になってからのトラブルは避けたいですよね。
考えられる危機④孤独死するかも
僕がまさにそうですが、コミュ障で世間とうまく折り合えない人というのは多いものです。
別に人間が嫌いではなくても、バカにしてくる人や価値観を押しつける人に対応しているうちにヘトヘトになるんですよね。
そんな感じで気を使うタイプの人は、友人はもちろん家庭をつくるのも苦労するものです。
ですが、先立つお金や時間、精神的余裕がないとそのような関係性を維持するのも難しくなります。
多くの人は長生きできても足腰や心肺機能など何かしらの支障が出るでしょうが、体力も支えもない状態で一人で生きていくのは大変です。

今は家族でなくてもなんらかのコミュニティに所属することはできるかもしれませんから、相互補助の関係をどこかで持っておきたいですね。
とりあえずやりやすい行動2つ

今の日本は本当に先行き不透明なため、今後どの方向に進めば、どこに住めば安泰か、なんてことはわかりません。
ですが、常に最適な行動と最適解を出していけないと、不安で動くのもおっくうになってきます。
そこで、そのような場合のため「ゼロ秒思考」と「1枚で動け」のワークを紹介しておきます。


ゼロ秒思考は、ひとつのお題に対して6行~8行くらい思いつくままに書いていくだけの、アイディア出しに便利なツール。
1枚で動けのワークは、同名の本に書いている不安な要素を書き出し、それぞれに対策を書いていくというワークです。

それぞれ簡単なやり方なので、不安な要素を思いつく限り書き出し、解決法をゼロ秒思考で導き出していくといいでしょう。
人生100年時代は一生サバイバル時代

今回は、「サバンナ思考」について紹介しました。
これで危機感を持って行動していくことができるようになると思うので、なんとか難局を乗り越えていきましょう。
今回は考えられる危機を挙げてきましたが、あまり悲観的にならずにぜひ参考にしてみてくださいね。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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