
こんばんは、サカイヨーキです。
突然ですが、目標に向けて取り組んでいた行動が続かない。
「今年こそは痩せたいけど運動が続かない」
「将来のために勉強をしたいけど手をつけられない」
「何をやっても結果が出る前に諦めてしまう」
このような人は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、NLPという心理学・心理療法のトレーナー、山崎啓支さんの著書「習慣化のシンプルなコツ」(日本能率協会マネジメントセンター)をご紹介します。

このような方が読むと、なぜ行動が続かないのか、どうすれば継続できるのかがわかります。
その結果、習慣化や目標達成の成功率が上がりますよ。
私、サカイは著者主催の「NLPマスタープラクティショナー講座」の卒業生ですので、元受講生の視点も含めつつ正直な感想をお伝えいたします。
「習慣化のシンプルなコツ」で扱うNLPとは?

「習慣化のシンプルなコツ」(以下本書)は、習慣化に関する悩みをNLPの観点から答えた本です。
NLPとはNeuro Linguistic Programingの略で、直訳すると「神経言語プログラミング」。
「人間の行動は神経(感覚)と言語(思考)によるプログラミングによって決まる」と考える心理学です。
したがって、NLPでは「幼い頃の体験がその後の行動や選択、人格形成に影響を与える」としています。
そこで、幼い頃の体験の書き換え、現在へ影響を断ち切るワークなど、さまざまな心理療法を扱うのも特徴です。
習慣化の点から見た本書のポイント

本書のオススメは、行動を習慣化できない原因を、心理的側面から丁寧に説明し、多数のワークによって解決へ促している点です。
ポイント①習慣化できない理由を丁寧に説明している
本書でも紹介されているデューク大学の研究によると、「私たちの行動の45%は習慣によって成り立っている」そうです。
つまり、人間は実に1日の半分を脳が命令するままに過ごしているんですね。
また、人間の脳は行動を「快か不快か(気分が良くなるか悪くなるか)」「好きか嫌いか」で判断する性質があります。
その結果、「疲れてるから今日は筋トレはいいや」「やっぱりアイス我慢できない」などと流されてしまう。
そこで習慣化するには、自らの意思で意識的に行動を選択する必要があると、豊富な事例とともに教えてくれます。
ポイント②ワークが多数掲載されている
自分の意思で、「これをやろう!」と選ぶことが重要。とはいえ、「そんなこと言われなくてもやってるよ!でも続かないんだよなあ」という方もいるでしょう。
著者はそのような方のために、意識的に自分をコントロールするためのワークも多数提案しています。
中でも、取り組みやすいのが「意識的に見るワーク」です。
意識的に見るワークのやり方
- 文字でも物でも何でもいいので、何か見る対象を決める
- 一点集中して、5分間対象物を何も考えずに見続ける
- 見ている間、別の物や思考に意識が移ったらまた対象物へ一点集中を繰り返す
やることはこれだけです。すごく簡単そうですよね。
ただ、実際にやってみると同じ物を見るのに5分どころか、最初は1分すら苦戦します。
人間はそれだけ意識が流されやすく、物事に意識を集中できない人が多いんです。
本書ではこのワークのように、習慣化に関する見識を、体感しながら習得していくことが可能です。
他にオススメの商品

著者のNLPに関してのおすすめ本は「マンガでやさしくわかるNLP(日本能率協会マネジメントセンター)」「マンガでやさしくわかるNLPコミュニケーション(日本能率協会マネジメントセンター)」です。
NLPはイメージワークを得意としていますので、願望達成や苦手の克服、嫌な記憶を和らげたい方にはオススメですよ。
なお、習慣化に関して代表的な著者として、「行動科学」の石田淳さんの著書「行動科学で人生を変える(フォレスト出版)」なども有名です(以下電子書籍版のリンクですのでご注意ください)。
石田淳さんは脳科学の観点から習慣化のテクニックを中心に扱っていますので、とにかくテクニックを知りたい方にはオススメです。
また、心理学的側面とテクニックのバランスを取っている点では、古川武士さんの「習慣化大全(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」もオススメ。
こちらに関しては別の記事で紹介しています。
心理学好きはオススメです

今回は、山崎啓支さんの「習慣化のシンプルなコツ」のレビューでした。
- 習慣化できない仕組みを理論的に知りたい
- 習慣化できない仕組みをワークで体感してみたい
- NLPや心理学に興味がある
このような方にオススメです。
なぜ習慣化できないのかさらに詳しく知りたい方は是非読んでみてくださいね。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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