「おかげで日記」でネガティブな過去も自分も受け入れよう

「おかげで日記」でネガティブな過去も自分も受け入れよう
サカイヨーキ

こんばんは、サカイヨーキです。

ネガティブな過去って、なかなか自力では忘れられないですよね。
忘れようとしても、何かの拍子にふと思い出して辛いものです。

今回は、そんなネガティブな過去の記憶を変える「おかげで日記」を紹介します。

おかげで日記はやり方こそ簡単ですが、心理学的にも効果が裏付けれた嫌な記憶を変える方法。
実践すればするほど生きやすくなりますので、ぜひセルフヒーリングにお役立てくださいね。

この記事でわかること
  • 「おかげで日記」の内容と効果
  • 「おかげで日記」の詳しい書き方
  • なぜ「おかげで日記」には効果があるのか?
目次

ネガティブな過去を変える「おかげで日記」とは?

ネガティブな過去を変える「おかげで日記」とは?

「おかげで日記」とは、前回紹介した本「「自分発振」で願いをかなえる方法」で紹介されているツール。

自己肯定感を育てるだけなら、前回の記事で書いた「自分ほめ日記」で十分です。

しかし実際には、それだけでは自分を受け入れるには足りません。

なぜなら、過去のトラブルやトラウマによって傷ついた心までは癒やされないから。

つまり、「自分ほめ日記」で現在を受け入れ、「おかげで日記」で過去を受け入れることで未来へ進みやすくなるのです。

「おかげで日記」の書き方

「おかげで日記」の書き方

さっそく、「おかげで日記」の書き方を紹介します。

ノートに書いてもいいのですが、書き換える、もしくは書き足す必要があります。

なので、スマホの日記アプリやメモ帳機能がおすすめです。

「おかげで日記」の書き方の流れ

  1. 過去の嫌な出来事、辛かった出来事を思い出します
  2. 出来事を「~のせいで、~になってしまった」という形式で文章にします
  3. 「~のせいで」の部分を「~のおかげで」に変えられる成長や気づきがないか探します
  4. 思いついたら、「~のおかげで、~できた」と文章を書き換えましょう
  5. 文章の最後は「ありがとうございます」「感謝です」などの感謝の言葉で締めます

つまり、過去の出来事のせいで傷ついて止まっていた自分の心を、感謝できる点を見つけることで前に進ませるわけです。

書き方の例①人間関係

「高校一年生のとき、同じ部活のSに『お前はつまらないやつだな』と言われて傷ついた。そのせいで、自分が話したら場が冷めるかもと思って上手話せなくなった」

これを変えます。

「高校一年生のとき、同じ部活のSに『お前はつまらないやつだな』と言われて傷ついた。おかげで、言葉を慎重に選んでコミュニケーションについてより深く学ぶことができた。ありがとう」

本来、傷つけてきた相手に感謝をするのは難しいことです。

しかし、起こった出来事をきっかけに学んだこと、気づいたことならあるはず。

相手の存在や行為への感謝は無理でも、きっかけとなった事実に感謝をしましょう。

書き方の例②家庭環境

「父親が厳しくてなかなか認めてくれなかったせいで、承認欲求が強くいつも他人の評価を気にする人間になってしまった」

今度はこれを変えます。

「父親が厳しくてなかなか認めてくれなかったおかげで、成果を出すためにストイックに取り組める人間になれた。感謝します」

ネガティブな出来事は思い出したくないものです。

しかし、振り返ると出来事から学んだ教訓が今の自分を作っていることはよくあります。

悔しくて猛勉強した、諦めずに行動を続けた事実などがあれば、感謝しやすくなるはずです。

書く際の注意点

「おかげで日記」の目的は、過去のネガティブな体験を受け入れること。

なぜネガティブな体験を受け入れる必要があるのでしょうか。

それは、否定や批判された体験は「自分や世間から受け入れられない自分」を作るからです。

そのため、「自分ほめ日記」で「ポジティブな自分」を認め、「おかげで日記」で「ネガティブな自分」を認めることで自己受容が完成するというわけ。

なお、今回出した例は特定の人物にしていますが、人物以外でも構いません。

「時間がなかったせい」「イケメンに生まれなかったせい」「裕福じゃなかったせい」などでも大丈夫。

どんな「せい」でも、何かしら「おかげで」と言える要素があるはずです。

ちなみに、思い出すと感情が抑えられなくなるくらい辛いこと、悲しいこと、怒ることなどがある場合、すぐに書くのは避けたほうがいいです。

最初は家族などは避け、会った回数が少ない人、今は顔を合わせない人からにしましょう。

「おかげで日記」はNLPのリフレーミングの簡易版

「おかげで日記」はNLPのリフレーミングの簡易版

心理学に「NLP」という分野があります。

大学で教える心理学とは別ものですが、過去を癒やし、自己実現を助ける手法として少しずつ日本でも広がりつつある分野です。

そのNLPに、「リフレーミング」というテクニックがあります。

これは、過去の出来事の意味付けを変えることで、その記憶を思い出しても嫌な感情にならなくする方法。

脳には無数の記憶がありますが、記憶ごとに嫌な感情、良い感情、無感情などのラベルが貼られています。

なかでも、嫌な感情のラベルが貼られた記憶は強力で、その記憶を思い出すたびに嫌な感情を再現するのです。

しかも、思い出すだけで実際にその当時に受けた精神的な痛みを何度でも感じる、厄介な性質があります。

そこで、NLPではリフレーミングで過去の記憶と嫌な感情を切り離すわけです。

リフレーミングはコツコツやる必要があるのですが、「おかげで日記」なら毎日手軽に行えるので便利ですね。

過去を無駄にしないためにもやってみよう

過去を無駄にしないためにもやってみよう

いかがでしたか?

今回は、「おかげで日記」についてご紹介しました。

思い出しながら過去を捉え直すだけなので、効果はすぐに実感しづらいかもしれません。

しかし、やればやるほど、少しずつ過去の自分も、自分のネガティブな面も受けいれられるようになってきますよ。

過去の記憶を忘れられなくても、記憶に対する感情を変えるだけで過去は乗り越えられます。

興味がある方は「「自分発振」で願いをかなえる方法」にも詳しく載っているので、ぜひ楽しみつつ実践してみてくださいね。

サカイヨーキ

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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