【感想】「ゼロ秒思考」は書く瞑想だ【続かない対策あり】

【感想】「ゼロ秒思考」は書く瞑想だ【続かない対策あり】
サカイヨーキ

こんばんは、サカイヨーキです。

生きていると悩みはつきないですが、それを打開するアイディアはなかなか浮かばないものですよね。

そこで今回は、2013年に発売された赤羽雄二さんのベストセラー、「ゼロ秒思考」という本(以降本書)を紹介します。
本書はかいつまんで説明すると、「思考をクリアにする方法を教えてくれる本」です。

悩む人

問題を抱えているけど、良い解決方法が浮かばないんだよなあ。

こんな方は本書のワークを実践することで、問題がクリアになり、やるべきことが見えるなど確実に楽になれますよ。
僕の続かない人に向けたおすすめの実践方法もありますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

この記事でわかること
  • ゼロ秒思考とは
  • ゼロ秒思考のやり方
  • ゼロ秒思考が続かない方へ向けた対策
目次

「ゼロ秒思考」を書いた赤羽雄二さんとは

思考

本書の著者である赤羽雄二さんは、なんともすごい経歴をお持ちの方です。

東京大学を1978年に卒業後、小松製作所を経てスタンフォード大学院に留学。
マッキンゼーソウルオフィスの立ち上げに参加し、韓国のLGグループを支えたという、世界規模な活躍ぶり。

サカイヨーキ

そんな華々しい活躍を支えたのが、本書で紹介する「ゼロ秒思考」です。

具体的なゼロ秒思考の実践方法

実践方法

さっそく、ワークのやり方を紹介しましょう。

本書ではワークを「メモ書き」、テーマを「タイトル」と名付けています。
しかし、呼びやすさから以降は「ワーク」と「テーマ」の表記で紹介させていただきますね。

ゼロ秒思考のやり方

ゼロ秒思考のルールはこんな感じです。

  • A4用紙を用意して横置きにする
  • 右上に日付を書く
  • 左上にテーマを書いて下線を引く
  • 1テーマ1ページ、1ページに4~6行、1行あたりの文字数は20字~30字
  • 1ページを1分以内で、毎日10ページ書く

簡単ですよね?

サカイヨーキ

とはいえ、書き方だけだとイメージしづらいので、サンプルを書きますね。

ワークのサンプル

書き方は本書通りではないですが、大体こんな感じです。

テーマ:朝7時に起きたいのに二度寝してしまう
・目覚ましでは起きるが、また寝てしまう
・そもそも睡眠時間が足りていないのではないか?
・深夜までゲームをしてしまうのが原因か?
・かといってゲームをしなくなるのはつまらないなあ
・とりあえず、制限時間を作っておいたほうがいいか
・さっそく今夜、0時にゲーム終了のアラームをセットしてみよう

もっといい答えはあるでしょうけど(笑)。なんとなくイメージは伝わったでしょうか?
著者の赤羽さんは、続けるほどに思考がクリアになって、アイディアが湧くと仰っています。

サカイヨーキ

なので最初は「こうしなきゃいけない」とか考えるより、思考や感情を思いつくままに書き出してデトックスを意識しましょう。

「ゼロ秒思考」の素晴らしい点2つ

ポイント

次に、ゼロ秒思考のどこが素晴らしいのかを解説しますね。

①1テーマを書き上げるのに1分で済む簡単さ

ワークは1テーマにつき6行まで、1行あたりの文字数も30字までですから、1回に書く量は180文字以内で済みます。
思考やテーマの幅広さを考慮すると毎日10テーマ分が推奨のようですが、それでも10分で済む手軽さです。

とはいえ、最初は何をテーマにするか、どう掘り下げるかを考えてしまって10テーマも書けないでしょう。

それでも、思いつくまま書くだけでも思考は深まるので、毎日書けば1ヶ月後には相当思考の整理が進むそうです。

サカイヨーキ

僕自身は毎日10テーマはまだ書けず、3テーマ以上を目標にしています。
それでも、当ブログの方向性や生活習慣、メンタルの緩和に至るまで、随分クリアになりました。

②自分の悩みやストレスを自分で解決できる

悩みを書くことは思考の整理が進むだけではありません。感情の整理にも役立ちます。

理由は、思考や感情は脳内だけで整理するのが難しく、外部に吐き出したほうが客観視しやすいからです。
将棋は誰でもできますが、目隠し将棋ができる人はそんなにいませんよね。

つまるところ、人間の脳は焦点を一度にひとつしか合わせられず、複数の要素が絡み合うほど混乱して収拾がつかなくないのです。

そんなとき、私が教わっていたコーチングや友人に会って話すことができれば、思考の整理ができるでしょう。
ですが、人がいないとできないし、話しにくい内容だってありますよね。

サカイヨーキ

そこで、自分一人で考えを深めたいときに気軽にできるのが、ゼロ秒思考というわけです。

「ゼロ秒思考」のワークを続けるコツ

コツ

本書では毎日10テーマ分を10分で書いていくことを推奨しているわけですが、続けるのは難しいものですよね。

そこで、続けるためのコツをいくつか考えてみました。

コツ①日記に書く

本書ではA4用紙に横書きで書くことを推奨していますが、続けやすさを優先していいと思います。
日記形式で毎日思ったことをワークの形式で書くだけでも、少なくとも感情の整理には役立つでしょう。

思いきってスマホアプリを使うのもありです。
僕はメモ帳アプリに以下のようなフォーマットをつくって、都度コピペして使ってます。

■2021/XX/XX
●テーマ:





コピペ先は「シンプル日記」という無料の日記アプリがおすすめです。
iPhone版Android版の両方があり、名前のとおりシンプルで使いやすいですよ。

コツ②「ひとり会議」を使う

スマホでやるなら、「ひとり会議」を使うのもアリですね。

こちらもiPhone版Android版がある無料のひとりチャットアプリです。
画面を見てもらえばわかるんですが、単に「LINE」のグループLINE風画面を作っているだけ。

シンプルなんですが、お題を書いて、あとは短文でガンガン思いつくことを書けば思考が進むので楽です。
最近は僕もこの方法をメインにしてますね。

もちろん、実際のLINEで参加者を自分だけにしたグループLINEをテーマごとに作るのもありです。
実際、それを提唱している本もありますからね。

ですが、ひとり会議だと自分で別人アイコンを作成して、2人、3人と人数を増やして行くこともできます。
なので尊敬する偉人の画像を取り込んで「松下幸之助さんが自分に問うならどういうか」なんて想像しながら書くのもありですね。

コツ③「どうしたら続くか?」をワークのテーマにする

ワークのテーマはなんでもありなので、最初に「どうしたら続くか?」をテーマにするのも当然ありです。
僕の場合、実際にこのテーマでワークをしてメモ帳アプリの活用、フォーマットをつくってコピペする結論になりました。

別に、やった結果として答えが明確にわからなくてもいいんです。
例えば「習慣化のコツをネットや本で調べる」とか、「人に聞く」という結論でもいい。

思考が現状から少しでも動いて、小さくても何かの行動につながることを目指しましょう。

コツ④あえて毎日書こうとしない

本書にならって毎日10テーマ書けば、確かに即座になんでも判断できる「ゼロ秒思考」には近づくでしょう。
しかし、毎日10テーマを書けないと意味ないのかというと、そんなことはありません。

書けば書くほど思考や感情の整理は進むのですから、迷ったとき、困ったときだけやったっていいんです。
著者の思考に少しでも近づきたい!とか思考力を上げたくてたまらない!という欲が出てからでも十分でしょう。

実際、僕はブログの方針やカテゴリー分けで悩むたびにやってまして、そのたびに軽くワークを繰り返すだけで結構クリアになります。

「ゼロ秒思考」はどんな人にオススメか

オススメ

「ゼロ秒思考」は誰にでもオススメできますが、特に活用して欲しい人は

  • 企画職などアイディアを出したい
  • 人間関係に困っている
  • 忙しくて自分を見つめ直す機会がない
  • イライラしやすい、落ち込みやすいなど感情が不安定
  • 瞑想やヨガが続かない
  • 人に相談しづらい
  • 日記が続かない

といった方々ですね。

実は本書は3部作の第1作目なので、もし本書を読んで著者に興味がわいたら2作目、3作目も読むといいでしょう。

サカイヨーキ

行動力を上げたい方は2作目の「速さは全てを解決する 『ゼロ秒思考』の仕事術」、生産性を上げたい方は3作目の「ゼロ秒思考[行動編]」をオススメします。

また、ゼロ秒思考のように書くメソッドで、感情をバーっと思うまま書き出す「ジャーナリング」があります。
呼吸瞑想が続かないならジャーナリングをしよう【書く瞑想】」という記事に書いてますので、興味のある方はどうぞ。

ワークだけでもやってみて!

実践

今回は、「ゼロ秒思考」について紹介しました。
簡単にできるのに、アイディア出しにも感情の整理にも使える便利なツールであることがわかっていただけたかと思います。


本書をいきなり読んでみてもいいのですが、まずはワークだけでもやってみてください。
やればやるほどに思考が整理されていくのが実感できますよ。

サカイヨーキ

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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